コラム 更新日: 2023/9/5

白内障手術では眼内レンズと呼ばれる人工のレンズを眼の中に入れることになります。

この時にどのような度数のレンズを入れるかで術後の見え方が変わってきます。

度数の設定で正視(遠方のほうがよく見えるが手元は老眼鏡が必要になる)にしたり近視(近くは見えるが遠くは眼鏡をかけないと見えない)にしたりすることができます。

正視にするか近視にするかは患者さんの生活スタイルに合わせてご希望の度数に合わせることが一般的です。

よく運転をされる、遠くの景色を見る、離れた場所でテレビをよく見ることが多いなどの方は設定度数を正視に合わせますし、よく本を読まれる、編み物など細かい作業の仕事をされている方などは近視に設定された方が仕事上楽なことが多いようです。

また元来遠視だった人は正視に、もともと近視だった人は近視に設定した方が今までの生活と変わらず混乱しないなどの要素もあります。

もともと近視だけど普段の生活はコンタクトレンズを装用している方などは正視に合わせた方が喜ばれます。

また近視が非常に強い人(強度近視)の方などは手術によって屈折矯正が可能なので、ある程度軽い近視にすることで眼鏡のレンズが薄くなるので喜ばれることが多いです。

もともと遠視の方で老眼鏡を使用している方などは多焦点レンズの良い適応になります。

このように一人一人の生活スタイルに合わせて術後の見え方を相談しながら決めていきます。

白内障手術のあとの見え方をどのようにすればいいかわからない場合は是非ご相談ください。

文責 福岡市博多区東雲町 よしやま眼科院長 眼科専門医 吉山慶三